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	<title>温泉ブログ～　一期一湯</title>
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	<description>大好きな温泉と湯宿、そしてそれにまつわるお話をさせていただいております。</description>
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		<item>
		<title>温泉旅館への取材スタイル</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Apr 2012 07:06:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[貸切温泉どっとこむ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=568</guid>
		<description><![CDATA[私は少なくとも、いい加減な取材はしない。特に温泉の使用状況など、基本となるデータをきちんと紹介するのが「貸切温泉どっとこむ」の取材スタイル。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>私は「貸切温泉どっとこむ」という、いわゆるインターネットサイトで、全国の温泉旅館の取材をし、記事を書いている。<br />
サイト誕生は、ミレニアムの2000年になるが、現在、70％強の記事がそうであるように、大容量ページに再編集してからは、4年の年月が経った。</p>
<p>当初は、趣味で書いていたが、いつの間にかそれが仕事になってしまった。<br />
人はそれを羨ましいとよく言うが、当の本人は、それほど実感はない。<br />
いくつかの宿の経営者からの進言もあり、ビジネスにしたわけであるが、今思えば、必然だった様な気もする。<br />
趣味を仕事にするな・・・との格言もあるが、趣味を仕事にした瞬間、それは趣味ではなくなる・・・という意味からなのだろうか？<br />
私は、困ったことに、趣味と仕事の境目が分からなくなってしまっている。<br />
まあ、それはそれで幸せな事なのかもしれない。</p>
<p>話を戻すが、記事を大容量、すなわち、詳細にデータをまとめたのは、大きな理由がある。<br />
特に温泉情報のデータ。<br />
泉質名は書いてあっても、源泉がどのように使われているか（かけ流し、併用、循環、運び湯など）、表記されてない場合が多い。<br />
浴槽の温泉の入替頻度などは、まったく書いていない。</p>
<p>温泉評論家、温泉ライターなどと称する人は、記事を出版の場合、字数の問題もあり、データを簡潔化するのは、仕方ないが、ウェブサイトでも同じような、あっさりデータはいかがなものかと思う。<br />
つまり、本当に、真面目に取材しているのか？と問い詰めたくなる。</p>
<p>私には、子供が3人いるが、小さい頃、アトピー性皮膚炎で悩まされ、源泉かけ流しの温泉に、できるだけ連れて行こうとした。<br />
私が20代の頃は、インターネットもなかったから、温泉評論家やライターさんが書く記事をあてにして、宿選びをしたものだ。</p>
<p>しかし、温泉の情報は、よく間違っていた。<br />
源泉100％かけ流しと紹介している宿が、塩素消毒しての循環ろ過装置を導入していた場合が多かった。<br />
そんな宿に、その評論家先生が取材にきた時の事を、宿のご主人に聞くと、驚くべき話を耳にする。<br />
取材というのも、ほんの数時間。<br />
あとは、お酒を飲んで、料理食べて、少し話して、翌日、自分の書いた本を売店に卸して帰るだけ。</p>
<p>私は宿泊取材の場合、最低でも12時間は活動するけど・・・。<br />
要するに、私は少なくとも、いい加減な取材はしない。<br />
サイトを運営する以上、徹底した、正確な記事を、自分だけは書いていこうと誓った。</p>
<p>同時に、取材対象者である温泉旅館に、情報公開を求めた。<br />
結果、いいかげんな宿は淘汰され、良心のある宿だけが「貸切温泉どっとこむ」に残った。</p>
<p>現在、私は、取材だけでなく、宿の公式ホームページ（HP）制作の仕事がよく来るようになった。<br />
私は、宿側と打ち合わせをしない、私にお任せというスタイルにも関わらず。<br />
これも、旅館に出入りしている、ウェブコンサルタント会社のレベルの低さ。<br />
いかに画像をきれいに配置して、見た目重視のサイトばかり。<br />
同じプラットフォームに、違う画像を載せて、コストダウンも図っているが、私には、どこも同じ金太郎飴のHPにしか見えない。</p>
<p>私は、取材者としてではなく、お客として3000軒の宿に泊まった経験がある。<br />
そして、ここ10年は、取材者として、宿を見てきた。<br />
同時に、25年以上、大手メーカー向けの販促プロモーションの企画書を書いてきたキャリアもある。<br />
つまり、客目線と、マーケティング目線と、同時に宿を見られるのだ。</p>
<p>よくある宿の公式HPには、何かが足りない。<br />
だから、予約サイトに蹂躙されるのだ。<br />
ところで、宿の公式ＨＰを作るウェブデザイナーは、何軒、温泉旅館に泊まった事があるのか？<br />
見せかけだけの、ウェブサイトも淘汰される時代になったのかもしれない。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>移動手段が主役の旅はいかが？</title>
		<link>http://www.onsencom.jp/blog/2012/03/31/%e7%a7%bb%e5%8b%95%e6%89%8b%e6%ae%b5%e3%81%8c%e4%b8%bb%e5%bd%b9%e3%81%ae%e6%97%85%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%8b%e3%81%8c%ef%bc%9f/</link>
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		<pubDate>Sat, 31 Mar 2012 14:54:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[旅をしようよ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=564</guid>
		<description><![CDATA[旅の醍醐味は、目的地以上に、そこにアプローチする過程が面白い。
計算通りにいかないところが多々あるのが移動の時。
そこには、思いもよらないトラブルや手違いがあるかもしれない。
それを乗り越えての目的地到着。
ある意味、達成感まで抱く場合もあり。
ふだん、クルマばかりの移動の人が電車を使ったり、クルマを持っていない人がレンタカーで旅に出るのも面白い。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>通常、旅をする場合、目的地を決める。<br />
それから、移動手段を決めるのが通例だろう。<br />
クルマを持っている人なら、高速道路。<br />
持っていない人なら、JRなど公共の乗り物。<br />
遠距離なら、飛行機。<br />
・・・と、こんな感じ。</p>
<p>でも、旅の醍醐味は、目的地以上に、そこにアプローチする過程が面白い。<br />
計算通りにいかないところが多々あるのが移動の時。<br />
そこには、思いもよらないトラブルや手違いがあるかもしれない。<br />
それを乗り越えての目的地到着。<br />
ある意味、達成感まで抱く場合もあり。<br />
ふだん、クルマばかりの移動の人が電車を使ったり、クルマを持っていない人がレンタカーで旅に出るのも面白い。</p>
<p>東日本大震災がおきる直前にデビューした東北新幹線、東京～新青森間のE5系「はやぶさ」をご存じだろうか？<br />
そこには、グリーン車の上をいく、「グランクラス」というシートがある。<br />
普通車両が3列＋2例のシートに対し、グリーン車両は、2列＋2列。<br />
「グランクラス」は、2列＋1列のゆったりとした配列。<br />
JR東日本曰く、“新幹線初のファーストクラス登場”らしい。<br />
本革シートは、リクライニング角度が45度で、しかも電動式なのだ。<br />
専任のアテンダントによる、お好みの時間に軽食も提供もある。<br />
ただ、欠点が皮肉にもその車両の速度。<br />
3時間ちょっとで終点なのだ。<br />
こんないいシートなら、もう数時間身を委ねたいのに・・・。</p>
<p>全国の都市間を運行している、高速バスの進化も凄いことになっている。<br />
女性専用シートには、イオン発生器や、足のむくみを取るマッサージ器を搭載しているのもある。<br />
従来よりもシート間隔を広げたり、映画が楽しめるプライベートモニター付きの車両がどんどん増えている。</p>
<p>時間に余裕がある方なら、これからはフェリーもお勧めだ。<br />
高速道路1000円キャンペーンの余波で、多くのフェリー便が消滅してしまったが、それでも面白い便がたくさん残っている。<br />
フェリーのいいところは、クルマを遠くまで持って行けるところ。<br />
クルマで行くから、荷物も多めに持って行ける。<br />
例えば、東京から九州へ行く場合。<br />
私が仕事柄、よく取材で使うルートは、大阪まで車で行き、そこから夜にフェリーに乗って、早朝に別府（大分）に付く瀬戸内海航路。<br />
フェリー内には、大浴場やレストランも用意され、快適に過ごせる。<br />
個室もバリエーションがあり、まさに、海を移動するホテルだ。<br />
途中、神戸の夜景や、明石大橋や瀬戸大橋をくぐるのも楽しい船内イベント。<br />
内海ルートなので揺れないのもいい。<br />
疲れを充分に取って、九州上陸というわけだ。</p>
<p>私は、北海道に行く場合、仙台まで車で走って、そこからフェリーに（夜に）乗り込み、翌朝に苫小牧に付くというルートをよく利用する。<br />
この航路には、瀬戸内海のフェリー（さんふらわあ）より、さらに上のクラスの大型フェリー（太平洋フェリーの“いしかり”や“きそ”）が用意されている。<br />
その船には、ショーや、映画が楽しめる劇場まである。<br />
個室も快適で、予算に応じてクラスを選べる。</p>
<p>ご夫婦2人で旅をするなら、寝台車は郷愁を誘う。<br />
首都圏から北海道への旅行をお考えなら、JR東日本の「カシオペア」は是非体験してほしい。<br />
前の世代の「北斗星」とは、別次元の快適さがある。揺れも少ない。<br />
そして、最後尾のロイヤルスイートは今でも垂涎のプラチナチケットだが、「カシオペアツイン」に関しては、非常に予約が取りやすい。<br />
なにしろ、「カシオペア」は全室個室。<br />
しかも、一番多い部屋タイプの「カシオペアツイン」はたしか80室前後あるはず。<br />
トップシーズン以外なら、1ヶ月前なら余裕で予約できる。<br />
狭さは感じるが、トイレ、洗面所付き。<br />
もちろん、レストランではフレンチや懐石料理のコースが楽しめる。<br />
圧巻は、青函トンネルを抜けての早朝の北海道。<br />
噴火湾の眺望を楽しみながら朝食をいただける。</p>
<p>・・・いかがだろうか。<br />
こんな事を書いていると、私はまだ旅がしたくなる（笑）。<br />
しかし、改めてニッポンは、交通インフラが整っている事に気付く。<br />
選択の幅が広い。<br />
だからこそ、この環境をフルに使って、旅を楽しんでいただきたいのだ。</p>
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		<item>
		<title>東日本大震災から一年</title>
		<link>http://www.onsencom.jp/blog/2012/02/29/%e6%9d%b1%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%a4%a7%e9%9c%87%e7%81%bd%e3%81%8b%e3%82%89%e4%b8%80%e5%b9%b4/</link>
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		<pubDate>Wed, 29 Feb 2012 09:04:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[宿について思うこと]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=560</guid>
		<description><![CDATA[温泉旅館は、社会の動向、時代の変化に、リンクしていけば、これからの温泉宿の役割はどんどん広がってくるはず。
商売は上手くはないが、本物の宿。お客に真摯に真面目に接している宿。そして、後世にずっと残したい宿。そんな温泉宿を、微力ながら、私はこれからも応援していきたい。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2011年3月11日。<br />
多くの人たちにとって、忘れならない日となった。<br />
未曾有の大震災は、数えきれない悲しさをもたらした。<br />
そして、私が携わる業界にも、多大な影響を及ぼした。<br />
観光立国を謳い、中国をはじめインバウンドの受け入れを推進させた政府の思惑も崩れた。<br />
円高もダブルパンチで、急速に海外からの旅行者を減らした。<br />
もちろん、国内の旅行者も自粛ムードもあり、多くの宿泊施設の宿泊客数は、前年比割れを起こした。</p>
<p>あるホテル経営者は「国内の宿泊施設は多すぎる」と言った。<br />
平日はガラガラ、週末でも満室にならないといった現象だけ見れば、そうかもしれない。<br />
これだけ需要と供給の差があるのだから。</p>
<p>しかし、多くの日本人が愛する温泉旅館はどうなのか？<br />
このまま、どんどん淘汰されてしまっていいのだろうか？</p>
<p>淘汰といえば、北海道。<br />
昨年、ある程度周ったが、長年の不況によって、多くの温泉旅館がいつの間にか閉館していた事に驚いた。<br />
もともとマーケットが本州より小さいうえに、後継者も見つからず、泣く泣く閉じるところも多い。<br />
これが、震災がひとつきっかけとなって、全国規模での温泉宿の淘汰現象に加速度を増した感がる。</p>
<p>私も、温泉宿を応援するサイトを作ったり、ツイッターなどで啓蒙活動を行ったりしたが、一部の盛り上がりに過ぎなかった。<br />
津波などで亡くなった方に同情して涙はするが、東北のがれきの受け入れには反対する人のような、そんな虚しさを感じたりもした。</p>
<p>しかし、温泉宿の存在は、なくてはならないものと再認識させた事もあった。<br />
津波や原発事故で、家を奪われた人たちの、仮設住宅ができるまでの住まいとして活躍したからだ。<br />
これは、社会的に必要なインフラだという証明にもなった。</p>
<p>今や消費活動の中心となったコンビニも、食料品などを買うだけでなく、ATMや宅配便の受付、公共料金の支払い、そして、災害時の情報拠点などの役割も加わった。<br />
このように、社会の動向、時代の変化に、リンクしていけば、これからの温泉宿の役割はどんどん広がってくるはず。</p>
<p>人はパンのみで生きることはできない。<br />
心に余裕を持ち、癒しを求めるのが人間なのだ。<br />
実際に、東日本の温泉宿も、昨年秋頃から、回復基調になってきた。<br />
日本人にとっては、温泉旅館を「大事な人との楽しい時間を過ごす」ツールだったり、または「自分のご褒美」のための施設と考える事もあるだろう。</p>
<p>地方に点在する温泉旅館は、家業として営業しているところが多い。<br />
ところが、小規模のところは、総じてネットを含め、マーケティングに疎い。<br />
分かりやすく言えば、現代風の商売が下手で、自分の宿の魅力を充分に紹介しきれてないところが多いのは事実。</p>
<p>逆に、旅館の中身よりも、宣伝、広報が長けているところもある。<br />
人気のキーワードを使い分け、宿のイメージアップをするのが上手い宿は繁盛している。<br />
例えば、「〇〇で一番の老舗宿」「文人墨客が愛した湯治宿」「美肌の湯」などを羅列しているが、実際の温泉は、循環ろ過装置を使った塩素臭のするお湯で、しかも浴槽の湯の入れ替えは週に一回だったりする。</p>
<p>本物を見分ける目が必要となってくるが、これが今問題になっているクチコミでは、まったく分からないのが現実。<br />
そんな環境だからこそ、私自分の役割があるように思えるのだ。</p>
<p>商売は上手くはないが、本物の宿。<br />
お客に真摯に真面目に接している宿。<br />
そして、後世にずっと残したい宿。<br />
そんな温泉宿を、微力ながら、私はこれからも応援していきたい。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>私的・ネットのクチコミ論</title>
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		<pubDate>Tue, 31 Jan 2012 14:58:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[貸切温泉どっとこむ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=555</guid>
		<description><![CDATA[「貸切温泉どっとこむ」に掲載している宿は、私の「徹底した情報公開」という取材方針に賛同していただいているところばかり。
しかし、そうでなくなった宿は、どんどん削除していく方針。
そんなサイトがある事を、ぜひ知っていただきたい。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>新年早々2012年1月に入って、人気サイト「食べログ」のやらせクチコミについて、新聞やテレビをはじめ各マスコミが大々的に報道するのを見た。<br />
私から言わせると、「今頃なぜ？」という印象。</p>
<p>「食べログ」に限らず、人気クチコミサイトには、やらせクチコミは容易に投稿できる仕組みとなっている。<br />
アカウントを取得するだけだから、そこに正確性、信ぴょう性を求めるのは、物理的にもおかしい話。</p>
<p>ネットマーケティングと称して、やらせクチコミをビジネスとして実施していたのは、何も飲食店ばかりではない。<br />
日本を代表する大手企業も、やっていた時代があった。<br />
今から10数年前、インターネット黎明期の頃。<br />
人々は、PC関連の商品や化粧品など、実際に使ってみないと分からないものは、様々なネット掲示板を閲覧して、購入する手がかりを探っていた。<br />
大手メーカーもそれに着目し、自分の商品に有利なクチコミを流布させるために、広告代理店に依頼し、いわゆるやらせクチコミをその掲示板に投稿していたのも、事実あった。</p>
<p>ネットのない時代、ネットが普及する直前の頃は、大学生であれば、部員のたくさん束ねているリーダー的存在や、女子高校生であれば、人気ファッション雑誌の読者モデルなどに、新商品を提供し、それを周辺の友人などにPRするように働きかけた。<br />
いわゆるカリスマ性のある人、その世代に影響力のある人に、トレンドを作ってもらおうという考えが、新しいマーケティングの手法として使われていた。</p>
<p>しかし、インターネットが普及するにつれ、トレンドを流布させるインフラが、大きく変わった。<br />
それがネットのクチコミであり、それは驚くべきスピードで情報が広がっていくことに当時は誰もが驚いていた。</p>
<p>今回のやらせクチコミ投稿報道は、私から言わせれば、大きな事件のない時の「暇ネタ」みたいなもので、業界の人間であれば、暗黙の了解的なものだったようにも思える。<br />
私の現在の仕事に関連すれば、宿泊施設に対しても、やらせクチコミの営業をする会社が存在していることは知っていた。</p>
<p>テレビで、大手の宿泊予約サイトでは、実際に予約して宿泊しないとクチコミが投稿できないなどと、解説している事情通？を見かけた。<br />
笑った。<br />
そんなことはない。<br />
じゃらんnetでも、やらせクチコミの投稿など簡単。<br />
宿泊施設もグルになれば、何でもできてしまうからだ。</p>
<p>こんな報道がされる前から、ずっと前から、私は予約サイトなどの、温泉宿のクチコミは信じないほうが無難だと言ってきた。<br />
理由のひとつはこうだ。<br />
年に数回しか行かない、もしくは数年に1回しか行かない人たちの情報は、いわば素人の噂話。<br />
宿の経営者の意図を知らずに、自分だけの今までの知識や経験だけ評論している。<br />
しかも、「ウラ」を取らずに、限定口調で投稿する。</p>
<p>私の主宰している「貸切温泉どっとこむ」は、現在クチコミ情報の募集はしているが、それをそのまま自動的にはアップしていない。<br />
主役はあくまでも、専門家の目で見る、宿の正確な情報であり、どこよりも詳しい宿泊レポートだと思っている。<br />
そのアシストには、とにかくたくさんの画像も用意してある。<br />
それによって、自分の力で、「自分に合う宿」であるかどうか判断してほしいのだ。</p>
<p>それに私は、温泉宿が好きだ。<br />
その宿泊レポートには、愛があると思ってほしい。<br />
単なる大容量の情報だけではない。</p>
<p>今まで、正直に書きすぎて、温泉宿からお叱りを受けたことも多々ある。<br />
特に温泉の使用状況などの情報。<br />
そのまま、書いたら、載せなくてもいいと圧力をかけられた事も。<br />
もちろん、私はそんな宿は載せなくてもいいと思っている。<br />
人気宿に、そんな事が多いのが残念なことだが。</p>
<p>だからこそ「貸切温泉どっとこむ」に掲載している宿は、私の「徹底した情報公開」という取材方針に賛同していただいているところばかり。<br />
しかし、そうでなくなった宿は、どんどん削除していく方針。<br />
そんなサイトがある事を、ぜひ知っていただきたい。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>We’re gonna make it</title>
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		<pubDate>Fri, 30 Dec 2011 15:28:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[日々思うこと]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=543</guid>
		<description><![CDATA[2011年が終わる。 色々あった年だった。 悲しくて、つらい年だった。 放射能汚染なんて、映画やマンガの世界だけと勘違いしていた。 3月11日以降、間違いなく日本は変わった。 少なくとも、東京を含め、東日本は大きく変わった。 私の故郷、福島県の会津にも、沿岸部から自治体ごと移転してきた。 それは、人が住めない地域ができたという事。 日本の領土が削られた気分。 戦争なんて経験したことないけど、映画やドラマで疑似体験した、閉塞感、敗北感を感じた。 私の仕事で携わっている温泉宿は、もろに影響を受けた。 震災直後からGWまで、お客がゼロという宿もあった。 私は「宿援隊」というサイトを作り、できるだけ東日本の温泉宿に泊まりに行ってくれ・・・と呼びかけた。 そんな中、関西の女性から、「こんな時に東北に行こう」なんて呼びかけをする時点で、あなたは殺人を助長しているものだ！とTwitterで罵倒された事もあった。 本当に悲しかった。 原発事故だけでなく、津波や地震で多くの人たちが亡くなった。 愛する家族や友人との別れ、そして自分の夢を達成しようと努力している途中で、人生を絶たれるほど悔しいことはないだろう。 遺族の方々も、同じようにつらいに違いない。 自分も震災後のハードワークがたたって、夏に頸椎を痛め、その後、不自由な生活を送る事となった。 東北の宿を周った後のことだった。 現在は、ようやく快方に向かっているが、まだ以前のようには仕事はこなせていない。 そして12月に入って、偶然このビデオを見つけた。 Gooｇleが、今年一年に地球上で起こった出来事を総括したものだ。 自然災害や紛争、人の死など暗いニュースの他にも、スポーツで活躍した選手も取り上げられていた。 日本では、冒頭で津波の動画、中盤以降ではなでしこジャパンのワールドカップ優勝のシーンが紹介された。 よく作られたビデオと感心したが、それは音楽も多大な貢献をしている。 曲はマット・カーニーというアメリカのシンガーソングライターの今年の夏発売された「Sooner or Later」。 ヒットチャートには載らなかったが、このビデオのおかげで注目を浴びている。 12月14日に公開されて以来、すでに今日現在（2011年12月30日）で400万回（！）も再生されている。 歌詞を聞くと、いわゆる励ましソング。 「今は困難な状況にあるけど、いつか何とかしてみせる」・・・そんな内容。 歌っている本人マット・カーニーも、今は背水の陣（？）。 2009年には全米で放送された人気ドラマの挿入歌として注目を浴びたが、日本では売れず、実際、この曲を収録されたニューアルバム「Young Love」は、ソニーレコードとの契約が解除され、国内盤は発売されていない。 そんな彼が歌っているからこそ、このビデオが輝いて見える。 私も、この困難だった2011年を乗り越えて、新たな気持ちで2012年を迎えたい。 平和で自然災害のない、社会不安のない年になってほしい。 そう、私の愛する日本の温泉旅館も！ Sooner or later 　We&#8217;re gonna make it　・・・]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2011年が終わる。<br />
色々あった年だった。<br />
悲しくて、つらい年だった。<br />
放射能汚染なんて、映画やマンガの世界だけと勘違いしていた。</p>
<p>3月11日以降、間違いなく日本は変わった。<br />
少なくとも、東京を含め、東日本は大きく変わった。</p>
<p>私の故郷、福島県の会津にも、沿岸部から自治体ごと移転してきた。<br />
それは、人が住めない地域ができたという事。<br />
日本の領土が削られた気分。<br />
戦争なんて経験したことないけど、映画やドラマで疑似体験した、閉塞感、敗北感を感じた。</p>
<p>私の仕事で携わっている温泉宿は、もろに影響を受けた。<br />
震災直後からGWまで、お客がゼロという宿もあった。<br />
私は「宿援隊」というサイトを作り、できるだけ東日本の温泉宿に泊まりに行ってくれ・・・と呼びかけた。<br />
そんな中、関西の女性から、「こんな時に東北に行こう」なんて呼びかけをする時点で、あなたは殺人を助長しているものだ！とTwitterで罵倒された事もあった。</p>
<p>本当に悲しかった。<br />
原発事故だけでなく、津波や地震で多くの人たちが亡くなった。<br />
愛する家族や友人との別れ、そして自分の夢を達成しようと努力している途中で、人生を絶たれるほど悔しいことはないだろう。<br />
遺族の方々も、同じようにつらいに違いない。</p>
<p>自分も震災後のハードワークがたたって、夏に頸椎を痛め、その後、不自由な生活を送る事となった。<br />
東北の宿を周った後のことだった。<br />
現在は、ようやく快方に向かっているが、まだ以前のようには仕事はこなせていない。</p>
<p>そして12月に入って、偶然このビデオを見つけた。<br />
Gooｇleが、今年一年に地球上で起こった出来事を総括したものだ。<br />
自然災害や紛争、人の死など暗いニュースの他にも、スポーツで活躍した選手も取り上げられていた。<br />
日本では、冒頭で津波の動画、中盤以降ではなでしこジャパンのワールドカップ優勝のシーンが紹介された。</p>
<p><iframe width="450" height="259" src="http://www.youtube.com/embed/SAIEamakLoY?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>
<p>よく作られたビデオと感心したが、それは音楽も多大な貢献をしている。<br />
曲はマット・カーニーというアメリカのシンガーソングライターの今年の夏発売された「Sooner or Later」。<br />
ヒットチャートには載らなかったが、このビデオのおかげで注目を浴びている。<br />
12月14日に公開されて以来、すでに今日現在（2011年12月30日）で400万回（！）も再生されている。</p>
<p>歌詞を聞くと、いわゆる励ましソング。<br />
「今は困難な状況にあるけど、いつか何とかしてみせる」・・・そんな内容。<br />
歌っている本人マット・カーニーも、今は背水の陣（？）。<br />
2009年には全米で放送された人気ドラマの挿入歌として注目を浴びたが、日本では売れず、実際、この曲を収録されたニューアルバム「Young Love」は、ソニーレコードとの契約が解除され、国内盤は発売されていない。<br />
そんな彼が歌っているからこそ、このビデオが輝いて見える。</p>
<p>私も、この困難だった2011年を乗り越えて、新たな気持ちで2012年を迎えたい。<br />
平和で自然災害のない、社会不安のない年になってほしい。<br />
そう、私の愛する日本の温泉旅館も！</p>
<p>Sooner or later 　We&#8217;re gonna make it　・・・</p>
]]></content:encoded>
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		<title>温泉ソムリエ認定セミナー＠琢琇</title>
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		<pubDate>Wed, 30 Nov 2011 08:20:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[貸切温泉どっとこむ]]></category>

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		<description><![CDATA[2011年11月23日、勤労感謝の日に、宮城県・鳴子温泉郷の中山平温泉の「名湯秘湯うなぎ湯の宿　琢琇（たくひで）」にて、温泉ソムリエ認定セミナーを行った。
我が「貸切温泉どっとこむ」（温泉コム株式会社）企画のイベントだったが、お陰様で、大盛況で幕を閉じた。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2011年11月23日、勤労感謝の日に、宮城県・鳴子温泉郷の中山平温泉の「名湯秘湯うなぎ湯の宿　琢琇（たくひで）」にて、温泉ソムリエ認定セミナーを行った。<br />
我が「貸切温泉どっとこむ」（温泉コム株式会社）企画のイベントだったが、お陰様で、大盛況で幕を閉じた。</p>
<p>そもそも、このイベントを思い立ったのは、私が昨年、Twitterが縁で、温泉ソムリエ家元の遠間和広君と、なんと25年ぶりぐらいに再会を果たした事に始まる。<br />
お互いの仕事の話をしているうちに、温泉ソムリエのテキストの中で「美肌の湯4大条件」を紹介していると聞き、それは鳴子の「琢琇」なら、すべて揃っている泉質だよね・・・という事になり、さらには、私が「琢琇」の記事を「貸切温泉どっとこむ」で書き、公式HPも我が社が運営している事もあり、トントン拍子に実現へと向かった。</p>
<p>私がまだ20代前半で、東京・渋谷でオフィスを構えて間もない頃、当時学生だった遠間君が、弊社社員と友人だった事もあり、ちょくちょく顔を出していた事が、そもそも、私と彼の最初の出会い。<br />
その頃の私は、販売促進系の広告代理店を経営していた。<br />
それが、25年後に、仕事の中身は違えども、温泉をテーマに仕事をしているところに、運命的なものを感じたのも確か。</p>
<p>私は、20歳前後から温泉に傾倒し、その後、仕事として温泉宿の記事などを書くうちに、いつの間にか温泉そのものに詳しくなり、さらに自然と温泉分析表も読めるようになり、そのデータだけで、どんな特徴の温泉かある程度分かるようになった。<br />
それと同時に、温泉もいっそう好きになっていったような気もする。</p>
<div class="mceTemp mceIEcenter">
<div class="mceTemp mceIEcenter">
<div id="attachment_536" class="wp-caption aligncenter" style="width: 460px"><a href="http://www.onsencom.jp/blog/wp-content/uploads/2011/11/S温泉ソムリエ琢琇02-1024x6803.jpg"><img src="http://www.onsencom.jp/blog/wp-content/uploads/2011/11/S温泉ソムリエ琢琇02-1024x6803-450x298.jpg" title="温泉ソムリエ認定セミナー＠琢琇2011" width="450" height="298" class="size-medium wp-image-536" /></a><p class="wp-caption-text">温泉ソムリエ認定セミナー＠琢琇2011</p></div>
</div>
</div>
<p>遠間君が行っている、温泉ソムリエのセミナーの中身は、簡単に紹介すると、温泉の条件から始まり、種類と特徴、入浴法、そして、最後に温泉分析表の読み方まで教えてくれる。<br />
ざっと3時間ほどの授業だが、三部構成にして、分かりやすく、丁寧に教えている姿が印象的だった。</p>
<p>普段、このセミナーは東京など中心に、大都市圏で行っているのが通例らしいが、温泉旅館、しかも東北地区で実施するのは、初めてという事もあり、さらに宮城県鳴子温泉郷といった、お世辞にも交通の便が良くない立地で、よくぞここまで受講者が集まってくれたと少々驚いている。</p>
<p>それも、遠間君が2002年から立ち上げた温泉ソムリエが、新潟県妙高赤倉温泉から全国へ知名度を上げ、取材者やライターなどを数多く輩出し、最近ではタレントや女優まで認定者がいるという人気の高さも大きく貢献しているだろう。</p>
<p>「貸切温泉どっとこむ」や「琢琇」の公式HPなどからの告知も行ったが、受講者がやはり「温泉が好き」という事が、今回のセミナーの成功の背景となっている。<br />
温泉が好きだから、温泉の事をもっとよく知りたい・・・こんな考えを持っている人たちが、数多くいるという事に、改めて私自身、素直に喜びを感じた。</p>
<p>しかし、このイベントを、実現に向けて、大きく私を動かしたのは、皆さんご存知の通り、3月11日の東日本大震災。<br />
この「琢琇」も、建物のあちこちに損傷を受け、名物の混浴露天風呂は湯舟自体にヒビが入り、崖の上の立地という事もあり、今後は壊す方向で考えているとの事。<br />
さらに、数本ある自家源泉の一本が、震災を機にお湯が出なくなったのも、大きな痛手だった。</p>
<p>私自身、福島出身という事もあり、震災後、温泉宿を助けるための行動をしてきたつもりだが、昨年から企画してきたこの温泉ソムリエ認定セミナーの目的としては、東北復興の願いも加わった形となった。</p>
<p>私は「琢琇」の湯を常々、「奇跡の湯」と称している。<br />
前述の通り、美肌の湯の4大条件である・・・<br />
① ツルツルスベスベ肌になる炭酸水素塩泉<br />
② 肌のハリとシワに効果的な硫酸塩泉<br />
③ 美白効果の硫黄泉<br />
④ 肌の角質を溶かす（弱）アルカリ性の温泉<br />
・・・がすべて揃っている泉質であるから。</p>
<p>「琢琇」の主要な源泉の泉質名は、「含硫黄－ナトリウム－炭酸水素塩・硫酸塩泉」。<br />
pHも9を超える。<br />
もちろん、源泉100％かけ流し方式。<br />
初めての人は、トロトロのあんかけのような湯の肌触りに驚くに違いない。<br />
この極上の湯を、この時期に、この場所で、温泉ソムリエセミナーを通して、大きくPRできた意義は大きい。<br />
何よりも、「琢琇」の女将、佐々木久子さんが、大変喜んでくれた事が、こちらとしても嬉しい限り。<br />
ここ鳴子で誕生した温泉ソムリエの皆さんが、これを機に「琢琇」の温泉の素晴らしさを多方面で紹介していただき、そして東北、いや全国の温泉の素晴らしさを、自らの方法で知らしめていただくことを願うばかりである。</p>
<p>■<a title="kashikiri-onsen.com" href="http://www.kashikiri-onsen.com/touhoku/miyagi/narukonakayama/takuhide.html" target="_blank">名湯秘湯うなぎ湯の宿　琢琇</a>／宮城県・鳴子温泉郷・中山平温泉</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>宿泊料金と時間の関係</title>
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		<pubDate>Mon, 31 Oct 2011 14:58:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[宿について思うこと]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=518</guid>
		<description><![CDATA[宿泊料金とは、いかに自分にとって楽しく時を過ごせるかで、決まるものだと思う。
言わば「時間をお金で買う」ようなものかもしれない。

]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>一般的に温泉宿の宿泊料金は、1泊2食でいくら・・・と明記されている。<br />
それは、料理や客室、温泉などの施設利用料が含んでいるもので成り立っている。<br />
いわゆる、ハード面での料金。</p>
<p>でも、私がプライベートで行く温泉宿は、そういった概念で、宿選びはしなくなった。<br />
特に、50近い歳になった最近は、特にそうなった。</p>
<p>若いときは、全然気にしなかった。<br />
そんなもの、いくらでもあると思っていた。<br />
お金はないけど、それだけはあると思っていたもの。</p>
<p>それは「時間」。</p>
<p>今年の夏に、体調を崩してから、なおさら思うようになった。<br />
「時間」というものは、限りがあるのだという事が。</p>
<p>旅をするという事は、時間を費やすことでもある。<br />
それが楽しい時間であるから、人は旅に出る。<br />
忙しく働いた自分に、ご褒美ということで、旅行する人も多いだろう。</p>
<p>宿泊料金とは、いかに自分にとって楽しく時を過ごせるかで、決まるものだと思う。<br />
言わば「時間をお金で買う」ようなものかもしれない。</p>
<p>人によっては、贅沢な家具調度品に囲まれた広い客室で過ごすことかもしれないし、絶景のロケーションに建つ宿の部屋かもしれないし、何もない、ただ自然に囲まれ、豊かな温泉だけがある宿の部屋かもしれない。<br />
そこで過ごす時間、費やす時間が、それぞれの人によって、今「一番過ごしたい時間」であれば、それ以上の贅沢はない。</p>
<p>日常の時間と、旅先の時間は、まったく感覚が違う。<br />
日常と、非日常との時間の違いと言ってもいい。<br />
時の流れの感覚が、違って感じるのだ。</p>
<p>「時間の過ごし方」で、宿選び、宿探しをする。<br />
それは、非常に難しいことだ。<br />
特に旅行経験の薄い、若い人たちにとっては。</p>
<p>若い人たちは、休みが3日とれて2泊する場合、違う宿を探すことが多い。<br />
ところが、60過ぎの旅行熟練者の諸先輩は、同じ宿に2泊する場合が多い。<br />
そして、定宿を持っている方が多い。<br />
好奇心や、物欲的なものを、通り越して、本当に「楽しい時間の過ごし方」を知っているからなのだろうか。<br />
ただ、単に体力が落ちているからなのだろうか。</p>
<p>でも、言えることは、だれでも旅をする時は、今一番「いい時間」を過ごしたいはず。<br />
「時間」というものは、まさに、かけがえのない存在なのだ。</p>
<p>宿を探す際、その施設に何があるか、何が食べられるか、だけでなく、「どんな時間を過ごせるか」を想像することは、決して無駄ではないし、必要な事だと私は思う。<br />
「楽しい時間」は、いつか「思い出」となり、自分だけの「心のアルバム」に格納されるから。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>ホテル旅館業界の一部のクリエイティブ軽視</title>
		<link>http://www.onsencom.jp/blog/2011/09/30/%e6%82%b2%e3%81%97%e3%81%8d%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e6%97%85%e9%a4%a8%e6%a5%ad%e7%95%8c%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%83%a8%e3%81%ae%e6%a5%ad%e8%80%85%e5%b7%ae%e5%88%a5/</link>
		<comments>http://www.onsencom.jp/blog/2011/09/30/%e6%82%b2%e3%81%97%e3%81%8d%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e6%97%85%e9%a4%a8%e6%a5%ad%e7%95%8c%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%83%a8%e3%81%ae%e6%a5%ad%e8%80%85%e5%b7%ae%e5%88%a5/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Sep 2011 21:11:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[宿について思うこと]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=510</guid>
		<description><![CDATA[一部のホテル旅館経営者の中に、建築業者にはお金を使うが、一番売り上げに貢献するクリエイティビティに関して軽視する考え方の方がいる。だからじゃらんや楽天などのネットエージェント依存体質から抜けきれないのだ。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今、世界は、ＩＴなくしては、動かない環境になっている事は明白な事実。<br />
そして、ソフト産業の社会的地位も、ここ数年上がってきたと思う。<br />
私が、長年働いている広告業界も、企画、デザインはじめ、クリエイティブ部門の評価、地位も向上してきたと思う。</p>
<p>ところが、私の現在携わる、ホテル旅館業界には、旧態依然の考え方が一部残っているのが気になるところ。</p>
<p>一年前、ある旅館を訪問した際、建築業者の設計したロビーと露天風呂の改装案の図面を見せられた。<br />
ロビーには、カーペット、壁紙の張替えはもちろん、天井に古材を使った梁をあしらったモダンな印象にしようとし、露天風呂には新たに庭を作り、眺めを良くしようとした。<br />
業者の見積もりは、合わせて2000万円ほどだと聞いた。</p>
<p>その旅館社長に、意見を求められ、私はこう答えた。<br />
「それで、お客さんは来てくれますか？」と。</p>
<p>お客は、よく来る人でも年に3～4回。<br />
ほとんどのお客は一度しか訪れない。<br />
リピーター客になったとしても、数年後の可能性も高い。</p>
<p>要するに、私はそれだけ費用をかけて「元が取れるか」を考えたわけだ。</p>
<p>もちろん、財政的に余裕にある旅館だったら、何も言わない。<br />
でも、その旅館は、そうではなかった。</p>
<p>私は、その改装案の図面を見せられる半年前に、その宿に数十万円の費用で、公式ホームページ（HP）のリニューアルを提案していた。<br />
しかし、当時は予算がないという事で、保留ということになった。</p>
<p>その社長曰く、「建物は自分で見られるから分かるけど、HPはよく分からない」との事。</p>
<p>つまり、リアルな建築物は見えるけど、バーチャルなHPのようなものは見えない、分からないからお金の価値、つぎ込む費用の大きさが分からないという事なのだ。</p>
<p>その社長のご年齢は60歳超。<br />
分からなければ、部下に聞いていただきたいが、やはりオーナー社長ゆえ、自分の考えが一番との思いもある。</p>
<p>私は、おかげさまで、クリエイティビティに理解してくれる旅館経営者を、たくさん面識がある。<br />
そして、私の提案を受け入れ、旅館にとって一番大事な、売り上げ向上の貢献をしてきた。<br />
理解している旅館は、たいがい、業績はいい。</p>
<p>ここでいう、クリエイティビティとは、集客のための企画立案から、マーケティング、HPデザイン、予約システムの最適化まで、販促全般を考える事である。</p>
<p>しかし残念ながら、前述のような、古い考え方をお持ちの社長も多くいらっしゃる事も事実。</p>
<p>それは、クリエイティブ全般のこと、つまりハードではないソフト分野に関しては、建築資材のような元手がかかっていない、原材料費がないとの理由なのか、どれだけ費用をかけるのか、相場がわからないというわけだ。</p>
<p>私は、twitterをやっていて、フォローしてくれる人の中で「ITコンサルタント」的な仕事の方が何人かいる。<br />
その方のHPなどを拝見すると、私では考えられない破格値で商売している人がいる。</p>
<p>例えば、たった5～10万円で、HPを作りますとか。<br />
それは、同じプラットフォームのデザインの中で、必要事項を入力し、画像をはめこむだけのもの。</p>
<p>それは、私の中では、純粋なクリエイティビティとは言わないし、実際そういった業者（個人）は、低料金だけがウリなので、自然に淘汰されるのがオチだろうと推測する。</p>
<p>でも、こういった価格破壊的な業者がいることで、前述の「HPの事は分からない社長」がいらっしゃるというのも事実。</p>
<p>なんとかならないかと考える日々。<br />
早く、ホテル旅館業界も、他の業界にように、クリエイティブに対して、もっと重要視してほしい。<br />
軽視しているから、いつまでたっても、「じゃらんnet」「楽天トラベル」依存体質から抜け出せないのだ。</p>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://www.onsencom.jp/blog/2011/09/30/%e6%82%b2%e3%81%97%e3%81%8d%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e6%97%85%e9%a4%a8%e6%a5%ad%e7%95%8c%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%83%a8%e3%81%ae%e6%a5%ad%e8%80%85%e5%b7%ae%e5%88%a5/" />
	</item>
		<item>
		<title>温泉宿と経営者の不思議な出会い</title>
		<link>http://www.onsencom.jp/blog/2011/08/31/takuhide/</link>
		<comments>http://www.onsencom.jp/blog/2011/08/31/takuhide/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 31 Aug 2011 14:58:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[宿紹介]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.onsencom.jp/blog/?p=503</guid>
		<description><![CDATA[温泉旅館は、経営者が代々受け継がれていくものであるが、経営不振や後継者不在などで、宿を手放すか、閉館になる事が増えてきた。
ここ鳴子温泉郷の「琢琇」は、類まれなる泉質の温泉を所有し、経営者が代わって大成功した一例である。
佐々木久子という、一人の主婦が作り上げた物語がそこにある。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>日本の温泉旅館は、土地、建物、そして温泉を先祖代々受け継がれた経営者一族が守っているものが多い。<br />
しかし、残念ながら経営不振や後継者不在により、身売りする例も少なくない。<br />
ここ数年の不況により、身売りだけでなく、閉館するところも目立ってきた。</p>
<p>しかしながら、運よく素晴らしい経営者に出会い、よみがえった宿もある。<br />
ここで紹介するのは、あくまでも投機目的や、会社の保養所のような使い方をするのではなく、温泉旅館本来の姿で、しかも経営者がその宿で業務を行っている所だ。</p>
<p>今回紹介するのは、宮城県鳴子温泉郷の中山平温泉の「琢琇（たくひで）」。<br />
日本秘湯を守る会に所属している温泉ファンに人気の宿だ。<br />
ここは皆さんご存知の通り、3・11の東日本大震災に大きく影響を受けた宿のひとつだ。<br />
運よく建物の一部や温泉の配管が被害を受けたが、しばらくすると営業が再開できた。<br />
ただ、被災者家族の避難場所としては、交通の便のいい鳴子温泉や東鳴子温泉が使われ、一番奥の「琢琇」がある中山平温泉には、なかなか被災者には利用されなかった。<br />
唯一の頼りの一般客も、自粛ムードと、交通アクセスの不安により、激減していた。<br />
そんな中、GWあたりから、少しずつお客が増え始め、なんとか今でも営業を続けている。</p>
<p>「琢琇」は東北だけでなく、全国からお客が来る湯宿として知られている。<br />
その第一の要因は、屋号のサブタイトルに付いている「うなぎ湯の宿」。<br />
湯に浸かればすぐにわかるが、トロトロの肌ざわりからきている。<br />
アルカリ性の温泉なのだ。<br />
しかも、硫黄の香りがし、美肌効果があると言われる炭酸水素塩泉、硫酸塩泉の泉質も持っている。<br />
俗に美人湯の４大要素と呼ばれる「アルカリ性」「硫黄泉」「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」すべてが、揃っているところがこの宿の温泉の特徴なのだ。</p>
<p>その「琢琇」だが、前身は「中山平山荘」という宿だった。<br />
のちに「琢琇」のオーナーとなる佐々木久子さん（昭和13年生まれ）は、宿を買い取る時は、パートの住友生命のセールスレディから身を立て、最後には東北一の業績を上げ、支部長まで上りつめた伝説の女性だった。<br />
しかしプライベートでは、夫と別れ、３人の子供を育てながら、奮闘の日々だった。</p>
<p>そんな時、時間を見つけては、この中山平温泉に足しげく通うようになっていた。<br />
それは、子供たちのアトピーを治すためと、久子さん自身の癒しの目的もあったようだ。<br />
しかも、そこは幼い頃、昭和47年に亡くなった母親に連れて行ってもらった、懐かしい、母の面影が残る、トロトロのお湯に違いないと感じていたからだ。</p>
<p>そして、当時50歳になっていた久子さんは、自分の体力的な事もふまえて、今まで子供を預けて働いていた環境を変え、家族いっしょに働ける旅館経営を考え始めていた。<br />
いくつかの売り物件の中で見つけたのが、後継者不在で休業していた「中山平山荘」だった。</p>
<p>しかし、持ち主は、売ることを躊躇っていた。<br />
実は、前にも買いたいという人はいたが、ほとんど建物や木々を伐採し整地して、温泉付き別荘として売り出すプランだったと言う。<br />
久子さんは言った。「出来ればこのままの状態で経営させてもらえますか？」<br />
この一言で前オーナーは久子さんに売却することを決めたという。</p>
<p>そして、別れた亡き夫が受取人を子供たちにした保険金と、久子さんの全貯金を使って、宿を手に入れ、平成3年の開業にこぎつける。<br />
しかし、久子さんはこの頃、まだ住友生命の支部長をしていた。<br />
宿を買ったはいいが、リフォーム費用や運転資金などまったくメドがたっていなかった。<br />
当時の久子さんの給与は住友生命から月数百万円はもらっていた。<br />
それから倹約生活をはじめ、このお金を貯めて軍資金としたのである。</p>
<p>当時、久子さん52歳、長男27歳、次男25歳、三男23歳。<br />
長男の方はすでに自衛隊に入り国家公務員になっていたため経営には直接参加していないが、次男の直琇さんは専務取締役、三男の綾人さんは常務取締役とした。<br />
久子さんは晴れて社長兼女将。<br />
しかし、保険の仕事もあり、実質の経営は次男の直琇さんが携わった。</p>
<p>しかし、めでたく開業までこぎつげたものの、客足はさっぱりだった。<br />
朝6時に宿を出て仙台の住友生命のオフィスに出勤、夜は宿での接客、掃除などで時間を忙殺された。この頃の睡眠時間は3、4時間だったという。<br />
客がいなくとも、仲居さんらスタッフにも給料を支給しなければならない。<br />
それのほとんどは住友生命からいただく給料から当てられた。<br />
まさに綱渡りのギリギリの経営だった。</p>
<p>時が流れて、平成7年に重大な決断をする。<br />
まだ、「琢琇」は充分な経営状況ではなかった。<br />
相変わらず、赤字の補填は住友生命からいただく報酬でまかなっていた。<br />
しかし、ここで久子さんは思う。「宿を買ったのはなぜだったのか？」「子供たちといっしょに働きたいからではなかったのか？」自問自答を繰り返したが、遂に心を決めた。<br />
住友生命には選択定年という制度があり、25年以上勤務し、55歳を過ぎると定年を選択できるというものだ。<br />
そこで平成7年11月の誕生日に退職届を提出した。久子さん57歳になっていた。</p>
<p>当時、久子さん率いる支部はセールスレディが100人を超える陣容で、次期リーダーも育ってきたことも、退職する環境になっていたという。<br />
しかし、住友生命仙台北支社にとっては、久子さんは重要な存在であった。IQA、MDRT、21世紀クラブ、国民クラブの正会員になれたセールスレディは仙台北支社では久子さんただ一人だったことからもうかがえる。<br />
勇退の意志は固かったが、当時の支社長からの熱心な説得により、還暦までスタッフ教育の講師の任を受けることにした。</p>
<p>住友生命の退職金などは、ほとんど宿の運転資金にまわした。銀行融資には、自宅、マンション、「琢琇」の敷地などすべて担保に入れていた。<br />
これ以上の借金は難しい状況だったのだ。<br />
この頃は日本経済がバブルからはじける頃で、先行きも不透明な時代であった。<br />
それでも退職金を利用して、露天風呂「鶴亀の湯」や露天風呂付き客室「松島」、囲炉裏付きの客室「春駒」・・・などリニューアルを試みる。<br />
すると、徐々に客足も増えてくるようになった。</p>
<p>女将業に専念して3年目の平成10年。ようやく経営が軌道に乗ってきた。<br />
しかし、それはフロント受付、板場の手伝い、接客、寝具の準備など、すべての業務をこなしての結果であった。夕食は午前0時過ぎ。朝は午前4時に起きて調理場に入る。<br />
しかし、そんな無理な生活は長く続かなかった。</p>
<p>女将業が板についてきた平成14年の秋、体調を崩した。女将・久子さんは64歳になっていた。<br />
医者の診断は直腸がん。目の前が真っ暗になった。<br />
診断によるとがんの進行状態は2ステージから3ステージ初期の間。場所が悪い場合は人工肛門を付ける覚悟はしてくださいと言われたという。</p>
<p>平成15年初めにすぐに入院し手術を受けた。<br />
S字結腸部分を29センチほど摘出した。<br />
幸いに肛門部分にがん組織が転移していなかった。<br />
手遅れになる一歩手前の状況だったという。<br />
手術は成功したが、その後が大変だった。<br />
トイレも1日15、16回も駆け込むようになった。<br />
そんな入院が45日も続くとも、宿の方は営業しているわけである。<br />
女将という大黒柱が不在では、このときはまだ「琢琇」はこころもとなかった。<br />
この時、総支配人が病院のベッドに来て「月末の支払いをどうしましょう。」と言ってきたのだ。<br />
女将がいないということでキャンセルも相次いだことも原因だった。むろん、入院していることなど、常連客にも知らせなかった。<br />
しかし、その総支配人の言葉で、「琢琇」の女将が復活した。「こんなところで寝てはいられない」</p>
<p>久子さんもこの時、当たり前だが生命保険に入っていた。<br />
がんにかかると2,000万円の保険金が出るという特約のものだ。<br />
この保険金により平成15年2月末の支払いは滞りなく済んだ。</p>
<p>振り返ってみると「琢琇」の運転資金は、女将・久子さんが身を削っての捻出の賜物だった。<br />
宿の買収資金は、元・夫の保険金と自己資金によるもの。<br />
リニューアル資金は、住友生命の退職金などが当てられた。<br />
さらに今回も自らの保険からのもの。<br />
まさにすべてを「琢琇」に捧げているようだ。</p>
<p>しかし、3年間は退院しても体調はすぐに元には戻らなかったという。<br />
それでも、今まで無茶をしていた自分を反省し、少しずつ余裕を持って仕事をするようになった。<br />
日々の業務が忙しすぎて、「琢琇」自慢の温泉にも浸かる時間が少なくなったと思い、できる限り「うなぎ湯」に浸かることを心がけた。<br />
すると、日一日とカラダが本調子になってきた。<br />
一番身近な「琢琇」の温泉が、女将のカラダを優しく治してくれるように・・・。</p>
<p>平成17年には、東北電力の保養所・鳴子荘を買収し、翌平成18年に「琢琇」の姉妹館として「スローライフ琢琇　のんびり館」がオープンした。<br />
さらに平成19年1月には合宿、研修に最適な貸切にもできる宿泊施設「旅荘　万歳楽」を。<br />
4月には、隣接する熱帯植物園も買い取り、一部リニューアルを施し「ORAGA鳴子の熱帯植物園」としてスタートさせた。</p>
<p>気が付けば、2,000坪の敷地を買収するところから始まった「琢琇物語」も、今や1万2,000坪を超える規模に発展した。<br />
とは言っても、「万歳楽」を入れても総客室数22室の規模。<br />
個人客を中心にしている宿には変わりない。</p>
<p>佐々木久子という、類まれなるパワーと光を放つ女性が、ここ鳴子の中山平温泉で女将をするということは、なにか運命的なものを感じる。<br />
「手に職を付けよ」と言った父親も、働くことの素晴らしさを説いた母親も、ドレメ時代、住友生命時代も、すべて女将業へのアプローチに思えてくる。<br />
今、直琇さんという後継者にも恵まれ、そして手塩にかけたスタッフに囲まれ、「琢琇」は円熟期を迎えているようだ。<br />
経営者が佐々木久子という女性に代わって、この温泉も喜んでいるに違いない。<br />
～「貸切温泉どっとこむ」琢琇の記事ページより一部抜粋<br />
□<a title="kashikiri-onsen.com" href="http://www.kashikiri-onsen.com/touhoku/miyagi/narukonakayama/takuhide.html" target="_blank">「名湯・秘湯　うなぎ湯の宿　琢琇」記事ページ<br />
</a>／宮城県・鳴子・中山平温泉</p>
<p>【お知らせ】<br />
「琢琇」の温泉の素晴らしさをアピールするために、多くの温泉評論家、ライター、タレントさんが受講している「温泉ソムリエ」のセミナーを、2011年11月23日（水・祝）の勤労感謝の日に、ここ「琢琇」で行う事としました。<br />
私の旧友である、温泉ソムリエ家元の遠間君とのつながりで実現したセミナー。<br />
当日は、日帰りで受講するだけでもOKで、セミナーの後は、私、大竹と、遠間君といっしょに受講者を集めて、夕食の食事会も企画しています。<br />
名湯・秘湯の湯で、温泉談義も楽しいものです。<br />
もちろん、「琢琇」に宿泊するプランもあり、「温泉ソムリエ」セミナー受講者には、10％OFFの特典も付いています。<br />
通常、このセミナーは、東京・大阪など大都市圏で行っているものですが、今回のような「美人の湯4大要素」が揃っている奇跡の湯と言っていい温泉で、実施できるのは意義深いものと思われます。<br />
ぜひ、多くの皆さんに参加していただきたいと思います。<br />
なお、詳細は、「琢琇」の公式HPや、「貸切温泉どっとこむ」でご紹介する予定です。</p>
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		<item>
		<title>「旅館」を「別荘」とする考え方</title>
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		<pubDate>Sun, 31 Jul 2011 14:13:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[旅をしようよ]]></category>

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		<description><![CDATA[１泊だと旅館の勝手が分かるだけ。２泊すれば時間の余裕があるので周辺散策もできて環境もよく分かる。つまり連泊すれば「旅館」から「別荘」感覚で滞在できるわけ。もちろん朝寝坊もできるし昼寝もできる（笑）。疲れも取れる！]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>以前にも書いたことがあるが、20代の若年層の旅行離れが加速している。<br />
給料も安いわりには、日常に、通信機器関連や、交際費に出費がかさんでいるところも影響しているかもしれない。<br />
同じことが言えるのが、若年層にクルマも売れなくなっている。<br />
通信関連の出費など→お金に余裕がない→クルマが売れない→旅行離れ・・・という仮定もあながち間違っていないかも。<br />
全国の宿泊施設の経営者も同じように危惧している。<br />
「若者が旅行しなくなった」と。</p>
<p>もちろん若者も旅行している人はいる。<br />
それは結婚しているか、交際している異性がいる場合が多い。<br />
少子高齢化の社会ということは、20代で結婚する人も減っているという事。<br />
一緒に行動する異性がいなければ、旅行もしないという理屈も説明がつく。</p>
<p>しかし若者が旅行離れをしているのは、様々な要因が考えられる。<br />
そのひとつが、予約サイトや宿情報誌に載っている、いわゆる「宿泊プラン」にも原因があると、私は考えている。</p>
<p>宿の公式HPにも、料金表はなくても、「宿泊プラン」のページが賑やかなところが多い。<br />
「宿泊プラン」とは、いかにお得かアピールするものから、特典をセットするもの、期間限定ものなど様々だ。<br />
しかし、それはいわゆるスーパーなどの小売店などが、消費者に少しでも注目してもらうため、セールを行うようなものとも言える。<br />
その「宿泊プラン」に引き寄せられ、予約をする仕掛けだ。</p>
<p>でも、それは宿そのものを理解して、予約したものなのだろうか？<br />
宿とは、経営者が違えばそれぞれ個性が出て、その特徴や佇まいが気に入って、客が予約するものだと私は思っていた。<br />
それが特典などのオマケを付けて集客する仕掛けが、私には疑問なのだ。<br />
特典につられた客が実際に宿に泊まってみると、ターゲット層でない客層だとすれば、すぐにさほど自分に合った宿ではないと気付く。</p>
<p>反対に、よく私が取材時にお見受けする、60歳以上のご夫婦などは、よく旅行とは何たるかを理解している。<br />
そして旅館の過ごし方、楽しみ方を熟知しているようにも思える。</p>
<p>そして、こんな考え方も頭に浮かんだ。<br />
20代の若者は、同じ宿に連泊した経験は少ない。<br />
行動力があるせいか、2泊できるスケジュールがあるなら、移動して違うところに泊まる傾向がある。<br />
ところが、年配のご夫婦は、圧倒的に同じ宿に連泊する場合が多い。<br />
これは体力的な問題以外に、秘密が隠されているように思える。</p>
<p>それは、私自身がプライベートで宿を取る場合、連泊が基本だからだ。<br />
2泊すれば、宿によっては翌日の朝食を遅くしてもらったりもできる。<br />
最近では、ブランチに切り替えしてくれる宿も出てきた。<br />
2日目の昼間が有効に使え、周辺の散策などもできるようになる。<br />
もちろんのんびり昼寝もいい。<br />
ゆっくり休んで、温泉に浸かり、再びご馳走をいただく。<br />
3日目の朝は、すっかり疲れも取れて、自宅に帰る。<br />
こんな旅は、精神的にも体力的にも余裕が生まれるのだ。</p>
<p>1泊目であれば、宿の勝手が分かるだけ。<br />
2泊すれば、周辺環境も楽しめて「旅館」が自分の「別荘」にも思えてくるのだ。</p>
<p>海外旅行でも同じ事が言える。<br />
楽しい旅行も、初日は長時間のフライトや、時差ボケもあって、体力的にきつい。<br />
しかし、2日目以降は、体力も回復し、空気や水にも慣れ、その土地を満喫できるようになる。</p>
<p>日本での温泉旅館の過ごし方も同じ。<br />
2泊することによって、本来の温泉宿としての快適さが再認識される。<br />
チェックインした翌日に、すぐに荷造りするような忙しさがないのも嬉しい。</p>
<p>かつて世界のホンダの創業者・本田宗一郎は、こう言ったという。<br />
「日本には、旅館というものがある。その国で別荘なんてものは本当に必要なのか」と。<br />
温かい食事とふかふかの寝具が常に用意され、心からの「おもてなし」を受けられる「旅館」という日本文化は、「温泉」という自然の恵みと相乗効果を持ち、世界に誇れるものとなった。</p>
<p>今、日本は夏休みの季節となった。<br />
ふだん、連休が取れない人たちも、この時期なら同じ宿で2泊以上できるはず。<br />
ぜひ、同じ宿に2泊以上して「別荘」気分を味わってほしい。<br />
その「別荘」を探すことも、旅の工程のひとつ。<br />
しかし、生涯の「別荘」を見つけられたら、それはこの上ない喜びになるだろう。<br />
ちなみに、その「別荘」には、年間の維持費も固定資産税もかからない（笑）。</p>
]]></content:encoded>
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