‘インバウンド関連’ カテゴリーのアーカイブ

中国からの団体訪日客のお手本はJTB?

2016 年 3 月 30 日 水曜日

最近、日本でいわゆる“爆買い”をした中国人家族に会うことができた。
もちろん、日本製品をこよなく支持する人たちだ。
上海に住むその家族は、上海~福岡を結ぶ、定員約5000人収容の超大型クルーズ船を利用して、日本旅行を楽しんだ。
その家族が日本で買った主なものをあげると次の通り。
・炊飯器
・シャワー付きトイレ
・化粧品
・サプリメント
・フェイスマスク
・目薬
・お菓子
まず、炊飯器は15万円前後の高級なもの。
彼らが言うことには「安いものは信じられない」「高いものはいい」という事らしい。
そして、シャワー付きトイレ。
TOTOなどのトップシェアのものでなく、パナソニック製のものであった。
理由を聞くと、上海での工事業者による設置無料サービスが付いているらしい。
化粧品は、相変わらず資生堂が強い。
サプリメントは、納豆の成分をタブレット状にしたものが最近人気とのこと。
日本人の長生きの秘訣は、納豆にあるらしいと噂が立ち、ただ、納豆は食べられない中国人は多く、それならば納豆のサプリメントということのようだ。
500㏄ぐらいの大きさに入ったサプリメントの値段は、なんと4万円近くしたという。
(日本人から見るとまず1万円前後にしか見えない)
友人や会社の同僚のお土産に人気なのは、目薬やフェイスマスク。
なんといっても、おみやげを運ぶことを考えれば、かさばらなくて、重宝するらしい。
お菓子は抹茶系が大人気だ。

ただ、九州のお土産品としてみせてもらった商品は、私たち日本人が見たことのないパッケージのものばかり。
あ!・・・とここで、私は確信した。
数十年前、私が初めてハワイに行ったときのことを思い出した。
現地到着後、市内観光という名目でバスに乗せられ、頼んでもいないのに、ギフトショップやサプリメントショップに連れていかれた事を。
ハワイ初心者の観光客は、ここぞとばかり、チョコレートや、サプリメント、民芸品などを買ってしまう。
しかしそれは、ほとんどが地元の人は買わないし、見たこともないパッケージの商品で、まさに観光客向けの開発された商品ばかりなのである。
これぞ、JTB方式!・・・と後日、儲けのからくりとして、勉強させてもらった。

同じことが、中国人の訪日客の間で起きている。
ツアー会社は、中国人訪日客が日本に到着するなり、貸切バスに乗せ、関係する店舗へ連れて行くのだ。
その店舗も中国系の会社が経営している場合が多いと聞いた。
ということは、中国からの訪日客がたくさんきて、日本の企業や店舗がその恩恵を被るのではなく、同じ中国系の企業や店舗が潤っているのだ。
(さすが中国!)

しかし、問題はそのあとの展開。
訪日リピーター客が増えれば増えるほど、今度は個人旅行が増えるはず。
そこで今のうちに、宿泊施設は、その準備を怠ってはいけない。
まずは、名前を覚えてもらわなくてはならない。
(つづきは次回)

スマホを制すれば世界に勝てる

2016 年 2 月 29 日 月曜日

ある調査機関の最新のニュースで、PCとスマホでインターネットにアクセスする比率は、3:7と聞いた。
動画に関しては、なんと80%がスマホで見ているという。
スマホは、まさに、手のひらにあるという利便性が、現代人にとっての必需品以上、パートナー的な役割を持つようになったという事かもしれない。

ビジネスも、スマホを使ってのマーケティングが大流行だ。
インバウンド需要で活気づく国内の観光業界でも、いかに有効利用できるか、各分野で研究、勉強をしている。

そこで登場するのが、いわゆるコンサルタント。
いち早く、情報を収集するアンテナを持つ彼らは、迷える子羊たちを、魅力的に惹きつける。

しかし、注意しなければならないのは、そこで教える内容だ。
まず、基本の、業界の動きを教えてから、あるところの成功例を紹介する。
こうしたらから、こうなった・・・という感じの。

だいたいが、そこで終わり。
自分の会社に置き換えて、応用させるのは、はやり自分自身の実行力、戦略に頼るしかない。
ヒントを与えてもらって、そこでどうやって次の手を打つかは、自分自身の判断しかない。

他のマネをすれば、それは二番煎じ。
上手くいってもそこそこで、天下を取れることはまずないだろう。

だからこそ、自分の会社の魅力、長所をできる限り、客観的にリサーチする必要がある。
これは、自分自身より、他人に教えてもらった時の方が、気づく事が多い。

スマホを制すれば世界に勝てる・・・といったが、スマホというのは一種のゲームのルールであって、自分自身のチーム(会社)が勝てるようになるには、自らの戦力分析をし、オリジナルの戦略を立てるしかないのである。

2015年はリアル・インバウンド元年?

2015 年 12 月 31 日 木曜日

それは、12月22日のテレビのニュースで知った。
今年、日本を訪れた外国人の旅行者数が、12月19日で、1,900万人を突破したという。
2013年2月以降、先月まで34か月連続でその月の最高記録を更新していて、3年前より1,000万人以上増えたことになる。
国交省は、ビザの緩和や免税制度の拡充などの取り組みが功を奏したとみているらしいが、もちろんそれだけではない。
国内の宿泊施設も、新しいマーケットを求めて、充分に努力した結果が実を結んだ。

もうひとつ驚くべきことは、出国した日本人の数(アウトバウンド)は45年ぶりに訪日外国人(インバウンド)の数を下回ることが確実になったという。
45年前といえば、1970年の大阪万博があった年。
実にそれ以来の、インバウンドがアウトバウンドを逆転したことになる。

観光庁が発表している統計(2014年度)を見れば、日本はインバウンド受入数で、世界22位。
アジアの中でも、7位だった。

しかし、日本は、歴史・文化が豊富な事、治安がいい事、交通インフラが整っている事、ゴールデンルートだけでなく、各地方に自然や観光名所などが数多く点在している事・・・などを考慮すれば、フランス、アメリカなどの観光大国以上に魅力的であると思う。

アジアで7位というのは、あまりにも今までが低すぎた。
これからは、インバウンド年間2,000万人どころか、5,000万人も夢ではなくなったような気もする。

今まで、日本人の富裕層をはじめとした顧客を持っている国内の宿泊施設は、日本人だけ見ていればよかった。
しかし、日本人は休前日や、連休などに集中する短期型の休暇を求める傾向にある。
それでは、なかなか平日の客室稼働率も上がらず、繁忙期と閑散期という概念も生まれた。

それが、海外の顧客を獲得できれば、日本と休暇のスケジュールも違い、閑散期もなくなる事もあるだろう。
インバウンド客にとっては、日本を訪れる事は、海外旅行であり、平日休日関係なく、数か月前に予約が入るという点も、国内の宿泊施設にとってはメリットだ。

すでに、リピーター化しているインバウンド客は多い。
これも、観光庁のアンケート資料から見ると、「もう一度日本に来たい」と思っている旅行者が7~9割もいる。
その中で、「体験したい事」を聞けば、「日本食を食べたい」「温泉に入りたい」「日本の文化・風習に触れたい」などが上位を占める。
・・・これって、「旅館」に泊まれば全部体験できること!

日本は、都市部と地方との格差が問題視されて久しい。
しかし、観光という産業が、これから地方が生き残る最良の道と思えてならない。

「ここには何もないよ」と、自虐的に語っていた日本の地方に住む人たちの言葉は、海外からの旅行者にとっては、
「こんな自然が残っているって素晴らしい!」・・・と見えるのである。

漫画、アニメなどを代表とするサブカルチャーも、世界をリードしている日本。
ある歌の歌詞にもあったが、ニッポンの未来は世界も羨む・・・のである。

旅館の鎖国政策

2015 年 11 月 30 日 月曜日

本当に、数年前までは、日本の旅館は、まさに鎖国制作を取っていた。
うわべ上は、海外のお客様も歓迎しますと言っておきながら、それに対応するような、英語表記の看板も、案内も少なかった。

ところが、今や年間の外国人客訪日数2000万人超えも夢ではなくなった。
そんな中、この波に乗って、急激に業績を伸ばしている旅館がある。
そこに共通しているのは、ターゲット層の多国籍化だ。
つまり、日本国内のマーケティングだけでなく、世界中のお客様に対して、プランを組むということである。

日本には四季があり、それぞれのシーズンの繁忙期には、当たり前のように日本人が観光客として押し寄せるが、少し時期がずれると、旅館には閑古鳥が鳴いた。
しかし、世界に目を向けると、例えば、(亜)熱帯エリアの国の人たちは雪に感動し、逆に極寒エリアの国の人たちは、日本の温かさに心躍る。
つまり、今まで閑散期だったシーズンを、海外のお客様をターゲットにする事で、その隙間を埋めてしまえるという事なのだ。

今までは、日本の旅館の売店では、冬の時期は、夏物の衣類は置いてなかった。
逆に、夏の時期には、ダウンジャケットなどは置いてなかった。
しかし、(亜)熱帯エリアの国の人たちは、冬に日本に来ても、自国で着ないダウンジャケットはお土産としては買わない。
極寒エリアの国の人たちは、夏に日本に来ても、夏物衣類よりも、自国で着られるダウンジャケットをお土産として好むだろう。

バブル時期に持てはやされた、お金持ちの代名詞だった錦鯉も、今や日本の商圏は縮小するばかりらしいが、西アジア、ヨーロッパでは、大ブームらしい。

これは一例だが、ターゲットを世界中に拡げると、在庫処分どころか、売上げが大幅にアップできるという事がお分かりになるだろう。

先日、紅葉の撮影のために、九州に出向いた。
紅葉のシーズン真っ盛りだったので、いつも利用している旅館は満室で部屋が取れない。
仕方なく、楽天トラベルや、じゃらんnetで調べると、トップシーズンでありながら、ビジネスプランと称して、激安の宿泊プランを見つけることができた。
いざ、泊まってみると、外国人が喜びそうな、昭和の香りのする和風建築で、温泉もいい。
しかし、お客はすべて日本人のご年配の方ばかりだった。
女将に聞くと、「うちは今までもこれからも日本人客だけでやっていきます。(外国人客を入れると)常連客の方に申し訳ないから。」
こちらの女将は、お風呂のマナーも分からないひと昔前の外国人客への偏見もあるようだが、人それぞれの考え方もあるし、私も否定はしない。
しかし、経営的にいつまでやっていけるのか、疑問には思う。
時代の流れ・・・と簡単に言うが、これに乗り遅れると、とばっちりをくうのは、旅館経営者本人なのである。

日本人だけというより、日本人のみにターゲットを絞った旅館経営は、それはそれで、ひとつの個性であり、ウリでもある。
だが、古くからの常連客の話ばかり聞いているだけでは不安だ。
客は、宿が潰れても、何も保証してくれない。

入浴マナー

2015 年 6 月 29 日 月曜日

最近、撮影で訪れた、とある関西の温泉地。
古くから名湯で知られるこの地域では、ここ数年、外国人客が驚くべきスピードで増えているという。
実際、私が滞在した某宿では、2泊3日の日程の中で、ほぼ半分以上の客は日本人ではなかった。
さらに、宿を出て、温泉街の中心を歩いてみても、日本人はほとんど目立たなかった。

そんな夜。
いつものように、一日の仕事を終え、夜11時過ぎに大浴場に向かった。
すると、先客がいたようで、入り口にスリッパが一人分脱ぎ捨てられていた。
私は脱衣所に歩を進めると、併設のトイレの扉が開いている事に気づく。
中には人がいるようだ。
そう思った瞬間、トイレで用を足していた男性は、私の存在に気づき、慌ててトイレのドアを閉めた。
後で分かったが、彼は中国からのお客さんで、さすが噂には聞いていたが(仕切りのない公衆トイレのこと)、やはりトイレには開放的なんだな・・・と、思わず納得してしまった。

あとで、彼は、私がカラダを洗っている近くに、椅子をとって、シャワーを浴び始めた。
私は、温泉であろうと、銭湯であろうと、パブリックのお風呂の場合は、石鹸を使ってきれいに洗い流して、頭も洗って、湯舟に浸かろうと決めている。
その中国の彼は、私と同様、丁寧にカラダを洗っていた。
彼は、トイレはともかく、お風呂に関しては、マナーを知っている客なんだなと嬉しくも思った。

それから数分後、新たな客が、大浴場に入ってきた。
彼は、洗い場には行かず、なんと、かけ湯もせずに、すぐに湯舟のふちに腰を下ろした。
見た目、まだ20代の若者だった。
私は、頭を洗いながら、彼をチラチラ見ていたが、すると、ゆっくりと腰を湯舟に入れようとしていた。
私は、思わず「ちょっと待って!カラダを洗った?」と叫んだ。
すると、彼は言葉の意味が分からないのか、キョトンとしていた。
その後、さらに湯に下半身を入れようとしたので、私は外国人客と判断し、カタコトの英語で「Wash!Wash your body!」と2度目の忠告。
すると、やっと意味が通じたらしく、首をかしげながら、彼は洗い場に向かった。

それから数分後、私は待望の湯舟に浸かり、ゆったりとしていると、さっきの彼が友人らしき人と談笑しながら同じお風呂に入っていた。
その彼らの会話を聞いてみると、なんと日本語。
彼は日本人だったのだ!
今や、入浴マナーは、日本人より、外国人のほうが知っているという事実を目の当たりにした瞬間だった。

日本人は、日本独自の温泉文化を守るためにも、せめて掛け湯をしてからの入浴を実践してほしい。
日本国内においては、外国人客は、日本人客の動向を参考にしながら、文化に溶け込もうとしているのだから。

大江戸温泉物語、外資ファンド買収の読み方

2015 年 2 月 28 日 土曜日

2015年2月、アメリカの投資ファンドが、大手温泉旅館チェーンを買収とのニュースを聞いた。

ついにこの時が来たか・・・の印象。

 

「大江戸温泉物語」は、皆さんご存知の通り、東京・お台場が1号店(日帰り施設)とし、その後、国内各地の旅館を買収し、伊藤園グループなどと同様、低価格路線でチェーン展開を開始。

現在では、全国に23の温泉旅館と6つの温浴施設・テーマパークを持つに至った。

実に、年間約500万人が利用しているという。

従業員は約3,000名、売上高は350億円で、2007年以降は毎年30%成長しているらしい。

 

そんな好調な業績の中で、会社を売るという事はどういう事なのか?

その真相は見方によって様々だ。

 

まず、今が一番の“売り時”だと、現経営陣が判断したのだろう。

業績はすこぶる好調の中で、さらに2014年は円安の追い風で、外国人の訪日客数が至上最高の数字をカウントした。

そのタイミングが、まさに絶好だったのかもしれない。

 

しかし、私が思うに、会社を売ったのは、第一に現経営陣が「国内の宿泊業界の未来」に不安を感じていたからに違いない。

平日の集客を支えている国内の中高年層は、今後、減少傾向にある。

その補てんを担う、訪日外国人客向けに、さらなるリニューアル費用も相当なものになるはずだ。

宿命である老朽化に伴う、各施設のメンテナンスにかかる費用も問題だ。

 

今後、外資ファンドが、日本の温泉旅館を買収していく流れが増えていくのか・・・。

これらの動きに注目していきたい。

 

数年後に、相当数の日本の温泉旅館の大浴場が、水着着用の混浴にならないことを祈るばかりだ。

外国人客の目線

2015 年 1 月 31 日 土曜日

2014年の訪日外国人旅行客数が、前年比で約30%増。

1341万人を数え、過去最高を記録した。

円安などの環境も追い風となったが、非常に喜ばしいことである。

 

台湾、韓国、中国、香港などが相変わらず好調だが、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナムなどの東南アジアの伸びが目立つ。

数字上では、まだまだだが、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツなど、北米ヨーロッパも、10%以上の増加率をカウントしている。

 

このような状況が続くと、今まで飛行機とホテルのセットされたパックツアーだけでなく、自ら飛行機と宿泊施設を予約しる個人旅行客が増えてくるのは必定。

そこで、大事なのは、以前にも書いたことだが、宿泊施設側のホームページ(HP)となる。

 

そこで、全国の有名どころの温泉旅館のHPを調べてみると、英語版のHPは、単に日本語版の翻訳に過ぎないものばかり。

HP制作の予算の都合もあるのだろうが、これは非常に残念な点である。

 

理由はひとつ。

日本人客の目線と、外国人客の目線が、全く違うからだ。

例えば、交通手段・アクセスのページ。

日本人なら、新幹線〇〇駅下車、〇〇行きのバス30分乗って〇〇停留所下車・・・で、大体理解できるが、日本の地理に疎い外国人客はこれでは何も分からない。

交通費もいくらかかるかも分からない。

 

他に料理のページもそう。

単に献立の写真があるだけでは、余りにも情報不足。

季節によって変わるのであれば、その情報も欲しい。

 

このように、日本人客が、あまり意識しない基本的な情報が薄くて、外国人客が不安を感じている事を、宿泊施設側は知らなさ過ぎるような気がする。

結論を言えば、本気でインバウンドを増やしていくつもりなら、国内向けのHPと違ったレイアウトデザインが必要という事。

私自身も、海外旅行をする際、ホテルを直接予約する場合が多く、その際見る公式HPの情報の少なさに愕然とすることもしばしば。

どうしても、そこに泊まりたい場合は、メールを送って、時間をかけて情報を集めるが、それほどでない場合は、他のホテルに目が移る事だってある。

 

これからは、間違いなく外国人客が増えていく時代。

その時代に乗るには、そして体制を整えるのは、肝心の自らの足元にある、HPを見直すことが一番大事のような気がする。

インバウンド対策に貸切温泉

2014 年 12 月 31 日 水曜日

2014年は、私にとって、大きな転換点となった年だった。

以前にも書いたが、会社としては、動画コンテンツ制作に大きくシフトしようとしている。

 

文字より画像の方が、100倍情報量があると言われる。

それが動画ともなると、さらに情報量が増す。

Webサイトも、どんどん動画コンテンツの導入が進むだろう。

 

観光立国を目指す、わが日本は、その重要性を肝に銘じなければならない。

“動画は言葉を超える”ということだ。

 

宿泊施設で、Hotelではなく、Onsen-Ryokanで考えれば、インバウンド集客にはパブリックのお風呂が、ひとつの文化的壁となっているのは否めない。

外国人にとっては、男女別になっているとはいえ、裸で他人とお風呂を共にするのは、慣れていないというか、初体験の場合が多い。

 

そして、意外にも、Onsen-Ryokanには、最近、貸切風呂(Private bath)が数多く備わっていることは、あまり知られていない。

日本では、貸切風呂は今や当たり前の設備となりつつあるが、外国人客にとっては、日本人以上に、必要不可欠のようだ。

 

そこで、わが「貸切温泉どっとこむ」は、数年前から英語版制作を模索していたが、日本版と内容をガラッと変えて、文字数よりも画像、または動画中心の構成にしようと考えている。

また、2015年も忙しくなりそうだ・・・。

動画コンテンツの重要性

2014 年 11 月 30 日 日曜日

2014年は、観光業界にとっては、注目すべき年になりそうだ。

日本に訪れた外国人旅行客が、史上最高となったからだ。

 

数字だけ見れば、とても喜ばしいこと。

しかし、その外国人旅行客が訪れているエリアが、相変わらず、京都や首都圏周辺などに集中しているという事。

若干、和歌山など、急激に人気を上げているところもあるようだが、まだまだ・・・だ。

 

でも、それも、本格的なJAPAN観光の出発点と考えれば、いい事。

ハワイもオアフ島から始まり、最近ではハワイ島、マウイ島などアナザーアイランドも人気が高まっているではないか。

 

そんな中、私の仕事でいえば、関係の深いジャパニーズスタイル温泉旅館に、日本の本当の“田舎”に、外国人客を呼び込む「努力」が必要となってくる。

その手段としては、「動画コンテンツ」は重要なアイテムとなってくる。

 

いかに、興味を持ってもらえるか、いかに行きたいと思わせるか、その衝動、モチベーションを作りだすことを考えなければならない。

世界各国、使う言葉は違っても、動画で表現できれば、それは世界共通語と成りうる。

 

日本人が当たり前と思っていることでも、外国人からすると、驚きを感じることは多々ある。

私自身も、逆に海外に行ったときに、感じる不思議さと同様な感情と言えるだろう。

それを「動画」を使って表現する。

それは、インバウンド対策だけでなく、日本国内の誘客も考えてのメソッドであると私は考えている。

 

その答えは、この年末から新年にかけて、徐々にリリースしていこうと思う。

今までなかった作り方で、印象的なものができるかどうか、試行錯誤は続くであろうが、頑張っていくつもり。

 

まずは、しばらく休んでいたFBにでも12月中旬以降にアップしてみようか・・・。

 

インバウンド対策 HP編

2014 年 9 月 30 日 火曜日

ここのところ、訪日外国人旅行客が増えているらしい。

最近の円安の影響もあるかもしれないが、それでも、世界中の人たちが日本に興味を持って旅行しているのだから、嬉しい限りだ。

国別の訪日旅行者数の推移をみると、韓国を除いて、アジア圏がやはり好調だ。

 

そんな中、国内の宿泊施設の今後の課題は、北米・ヨーロッパ圏のさらなる集客だろう。

そこには、伸びしろ、そして大いなる可能性が潜んでいるからだ。

 

集客のツールは、旅行会社から、ネット広告、クチコミサイト、予約サイトなど色々あるが、一番肝心なのはやはり、自社のウェブサイト。

しかし、私の知る限り、そのウェブサイト、公式HP(ホームページ)は、日本版の” 焼き直し” がほとんど。

 

単に、日本語を、英語などの外国語に翻訳しているものばかり。

果たしてそれでいいのだろうか?

 

答えは、NOだ。

 

日本を初めて訪ねる外国人にとって、日本はまさに未知の国。

言葉だけでなく、文化も違えば、環境、習慣も違う。

 

シンプルに言えば、日本人旅行客とは”視点”が違うのだ。

興味のあるポイントというか、知りたい、確認したい個所が、日本人とは圧倒的に違うのだ。

 

大手メーカーが、新商品を開発する際に、それが女子高校生を対象にしたものであれば、事前に女子高校生のモニターにそれを試してもらったりして、本音の部分の意見を収集する。

それで慎重に商品を完成形に近づける。

しかし、それでも、売れないものは売れない。

 

もちろん、ここまでしろとは言わないが、対象となる国を想定しての公式HPのレイアウトデザインは、日本版とは変えるべきだろう。

そこに打開策、対応策を見つけた宿泊施設は、国内同様、海外でも直接予約客が多いのは当たり前。

 

インバウンド対策は、その国の事を想定して考えれば・・・という事。

何でも、相手の気持ちを考えて・・・は、どんな場面でも重要なんですね。