G.W.の裏側で

さあ、いよいよ2015年のGW(ゴールデンウィーク)が始まった。

先日、早朝のテレビを偶然見ていたら、「GWをどう過ごすか」という質問を、リモコンの4色ボタンで視聴者にアンケートを募っていた。

結果は「外出する/旅行する」が19%程度で、「家でゴロゴロしている」が39%。
なんと「仕事をしている」が31%だった。

早朝のテレビだからこその結果かもしれないが、「外出する/旅行をする」が2割にも満たない事に少し驚き、意外と「仕事をしている」人が多いのも印象的だった。

この「仕事をしている」人たちの中に、わが愛する旅館の女将さんやスタッフさんも入っている。
当たり前だが、プライベートを犠牲にして、家族を犠牲にして、接客をしているわけだ。

私は、全国津々浦々、取材をしていると、たまに、フロントの中を行き来している小さなお子さんたちがいることに気が付く。
旅館経営者のご子息たちだ。
旅館の中に自宅がある場合は、よくお母さん(この場合、女将さん)に甘えたくて、事務所に顔を出すのだ。

お客さんの前では顔を出すなと教育されているせいで、ふだんはおとなしくしているが、私のような料理を黙々と写真を撮っている姿をみると、すぐにお客ではないな・・・と思い、「何しているの?」とすり寄ってくる。

女将さんが相手してくれないから、自分のところに来るのが分かっているが、それが健気で、かわいらしい。
その場合、私も、仕事に集中しながらも、お相手をさせていただく。
私も3人の子持ち。
自分の子供のように接する。

GWになると、私も取材には出かけない。
すると、あの子供たちはどうしているのだろうか?

GWは連日満室。
とても、子供の相手もできない女将さんが多い。
でも、その子供たちは我慢して、お母さんの帰りを待つ。
まあ、帰るころは、子供が寝ている時間だけど・・・。

GWの裏側で、旅館の裏側で、こんな事があることも少し知ってほしい。
旅館の滞在の楽しさの裏で、旅館のお子さんたちも頑張っているのだ。